活動便り

留学生支援

卓話 「自己紹介と近況:豊中RC奨学生(張 釗 さん)」

豊中RC 奨学生:張釗

2024 年のロータリークラブ例会では、自己紹介を通じて私の生い立ち、学術背景、研究活動についてお話ししました。

私は中国陝西省渭南市の出身で、幼少期は豊かな自然や文化に囲まれて育ちました。渭南は名勝地「華山」があることで知られ、その壮大な景観は私の故郷の誇りです。

学部時代は広西大学で物理学を専攻し、亜熱帯地域の豊かな自然に触れる生活を送りました。その後、南京大学で天体物理学を研究し、現在は大阪大学で宇宙の大規模構造シミュレーションを専門に研究を進めています。

私の研究は、大阪大学で開発された「Gadget-Osaka」というシミュレーションコードを用い、宇宙における銀河やボイド、フィラメントの形成過程を解析するものです。この研究を通じて、宇宙の進化や物理過程の理解を深めることを目指しています。

また、日本での生活では、多くの友人と交流し、最近は一緒に中国を旅行する機会もありました。旅先の黄山や上海での経験は非常に印象的で、日本と中国、さらに多国籍の友人たちとの文化交流が深まりました。

今回の発表を通じて、私自身や研究について知っていただけたことを大変嬉しく思います。今後も引き続き研究活動に励み、新たな知見を広げていきたいと思います。